11月7日

夕方が近づき、日がだんだん暮れていきます。夕暮れもこれで終わるかと思う時、急に一瞬、西空の方に栄光の雲が輝き出す。黄金色もまばゆい栄光の雲がたなびき渡る。そういう瞬間が確かにあります。人生にも晩年、そのような最後の栄光を示す時がある。「栄光 glory グローリー」とは、神の臨在の輝きに包まれることです。

(手島郁郎『老いゆけよ、我と共に』より)