月刊誌『生命の光』の創刊者・手島郁郎(1910~1973年)は、少年のころからキリストの信仰をもち、内村鑑三、賀川豊彦の影響を受けました。また無教会主義に共鳴し、塚本虎二を師と仰いでいました。

1948年5月、日本が世界的な大戦に敗れて3年目の熊本は占領下にあり、手島はアメリカ占領軍の横暴な政策に抵抗しました。そのことで逮捕命令が出されたため、阿蘇の山にのがれます。人里はなれた山中で助けを祈っていたときに、神と出会い、御声を聞くという体験をしました。

以後、「イエス時代の原始福音に帰れ」と言って、伝道を始め、1948年10月には月刊誌『生命の光』を発刊しました。それは、手島の聖書講話とキリストに救われた人々の体験談・証しを載せて、毎月発行され、今に至っています。