兄は今も語っている

長野県で農場を経営する小林亀太郎さんは、多くの若者を祈りと労働を共にしながら育ててきた。その生き方の原点に兄の死がある。兵士だった兄・孝平さんは、敗戦の3日後に「魂魄となりて日本を護る」との遺書を残して23歳で自決。祖国のために殉じた兄を誇りに思い、その死を無にしないように、キリストへの忠誠を誓って生きる。