代償の真理

「人間は、何かを失ったようでも、別の尊いものを得ることができる。もし、肉体において失ったものを、精神において回復できるならば、もっと尊い結果を得ることができる」。 生来、耳が聞こえない大野さんは、魂の耳で聴こうとして神様に祈りつづけた。ある日、澄み切ったメロディーを心に感じて、喜びの世界がわかるようになった。清らかな世界で生きる大野さんは、勤めている会社で無くてはならない存在となった。