魂の父に出会うまで

幼い時に両親を戦災で失った横田君子さん。初めて参加した幕屋の聖会の祈りの中で、父なる神に出会う体験をする。『闇の夜に鳴かぬ鴉の声きけば、生まれぬ前の父ぞ恋しき』。手島郁郎が引用した一休禅師の歌を通して、両親に会いたい、自分のルーツを知りたいとの心の願いがかなえられたことを知る。