キヨちゃんの歌声

海藻採りをしていた伊藤マサコさん、その海辺には幼な友達のキヨちゃんが来ては、焚き火をし、何度も一つの歌をうたってくれた。昭和8年、三陸地方を襲った大津波で2人は離ればなれになったが、その歌はずっとマサコさんの心の中に。後年、夫の事業が失敗し、大きな借財で苦しむ中でキリストの信仰に救われたマサコさん。キヨちゃんの歌は賛美歌だったと知る。