聖地体感 ―Holy Land Experience Tour―

この夏、幕屋の男子高校生15人がイスラエル(注1)に行き、南の荒野から北のガリラヤ湖、エルサレムなどを回りました。彼らが撮った写真と共に、皆が感じたことを紹介します。(ツアーリーダー・松雄翔一 29歳)

(注1)イスラエル:西アジア、地中海東岸に位置し、日本の四国ほどの面積の国。旧新約聖書の舞台で、イエス・キリストや多くの聖書の登場人物が、まさに生き、動き、戦い、祈った、聖なる大地である。


エラの谷(注2)では、その箇所を聖書で読み、自分が今、聖書に書かれている舞台に立っているんだ、と強く感じた。ダビデがゴリアテを倒した時に使った石投げを体験した。難しかったけど楽しかった。 (G.M. 高2)

ダビデがゴリアテを倒した時に使った石投げ
エラの谷

(注2)エラの谷:ダビデが石を投げて、ペリシテ最強の戦士・巨人ゴリアテを倒した谷。


荒野でラクダに乗りました。高い所から荒野を見渡すことができたので、イスラエルの先人たちが歩いた所に来ているんだという実感がわきました。またラクダに乗れて、すごく気持ちよくて落ち着きました。(K.K. 高2)


ゲッセマネの園(注3)から見える景色はすごくきれいで、オリーブの木がたくさん生えていた。オリーブの葉っぱを聖書にはさんで持ち帰った。イエス・キリストが祈ったといわれる所で自分も祈れるということは、すごいと思った。(D.H. 高2)

ゲッセマネの園

(注3)ゲッセマネの園:イエス・キリストが十字架にかけられる前夜、祈られた場所。園にある樹齢2000年ともいわれるオリーブの巨木に、歴史の長さを感じさせられる。


ヴィア・ドロロサ(注4)では、キリストが十字架を背負って歩いたとされる所を、実際に自分も歩いた。復活祭で重要なことは、キリストが死んだことを嘆くのではなく、キリストが復活して、私たちの内に今もおられるということを感謝して祈ることだ、と知りました。(D.H. 高2)

ヴィア・ドロロサ

(注4)ヴィア・ドロロサ:イエスが十字架を背負って歩いた道。

十字架を背負ってイエスが歩かれた敷石に、手を触れて当時を感じてみた。しばらく沈黙が続き、だれも立ち上がろうとはしなかった。(松雄)


シオンの丘に行き、ペンテコステが起こったアッパールーム(注5)で、柱・床に手をついて祈った。涙は出るし、鳥肌もすごかった。(K.S. 高2)

アッパールーム

(注5)アッパールーム:キリストが昇天した後、弟子たちに聖霊がくだったペンテコステが起こり、初代教会が始まった場所。


アブラハム(注6)などが眠るヘブロンのマクペラの洞窟(どうくつ)は、中に入ると泣いて祈っている人がいた。一般人が泣いて祈っているところを初めて見た。改めてイスラエルがすごい場所だと実感した。ベエルシェバと呼ばれるアブラハムの井戸がある場所では、3Dの映像はとてもわかりやすかったし、説明してくれた方の説明はとてもわかりやすかった。 井戸の写真を撮る時にカメラを落としてしまいそうで怖かった。関係のない話なのだが、少し銭湯のにおいがした。(S.I. 高2)

アブラハムの井戸

(注6)アブラハム:神の声に従って生き、聖書の信仰の父として、キリスト教、ユダヤ教、イスラム教の三大宗教で尊ばれ、慕われている人物。


イスラエルの大地を体いっぱいに体験して、楽しい旅でした。でもそれ以上に、聖書が空想でない、今生きる私たちに語りかけてくれる生きた言葉なんだ、と実感して喜んでいる彼らを見て、うれしかったです。(松雄)


本記事は、月刊誌『生命の光』2019年12月号 “Light of Life” に掲載されています。

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