内村鑑三には「初夢」という気宇壮大な詩がある。富士山に降った恩恵(めぐみ)の露が、西に流れてアジア大陸を、東に流れてアメリカ大陸を潤し、各地に喜びの花を咲かせ、ついにユダの荒野に至る。
 清く明るい日本精神の象徴・富士山。この頂に降る恩恵の露が、東西に流れゆき各地を浸し浄めて全世界の聖化が成されていく、と内村は詠う。

(2003年制作)