「原始福音キリストの幕屋」のホームページです。日本人の心で聖書を読んだ手島郁郎の創刊による月刊誌『生命の光』、聖書の講話、聖霊による回心の証しなどを紹介しています。

原始福音は全宗教の光

手島 郁郎

 「わたしが律法や預言者を廃するためにきた、と思ってはならない。廃するためではなく、成就するためにきたのである。よく言っておく。天地が滅び行くまでは、律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである」
(マタイ伝5章17~18節)

 これは、イエス・キリストが弟子たちに語られた、山上の垂訓の大事な教えの一つであります。当時イエス・キリストは、ガリラヤの全地を巡り歩いて、諸会堂で教え、民のあらゆる病気や患いを癒やしておられました。

 それを見たり、聞いたりしたユダヤの宗教家や律法学者たちは、「イエスは、これまでの聖書の宗教と異なる新しい宗教を、新興宗教を起こそうとしているんだ」と非難しました。旧約聖書は、律法、預言書、諸書から成り立っておりますから、17節の「律法や預言者」とは、旧約聖書を意味し、それまでの旧約的宗教を指します。

 それに対してイエス・キリストは、「わたしが、旧約聖書以来の伝統の宗教を破壊するために来たと思い込んではならない。むしろ、それを成就するために来たのである」と言われました。「成就する」と訳されている「プレーロー」というギリシア語は、「満たす」という言葉です。コップに水をなみなみと満たすように、器に中身を満たす。それまでの宗教という器に、大事なものを、本質的なものを盛るために、満たすために来たのである、という意味です。ここに、イエス・キリストの使命がありました。

(1966年)

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