【第2連】  
Life is real! Life is earnest!
And the grave is not its goal;
“Dust thou art, to dust returnest,”
Was not spoken of the soul.
人生は現実である! 人生は熱誠である!
そして 墓場はそのゴールではない。
「汝塵なれば、塵に帰る」とは、
魂について言われたのではなかった。

 Life is real! 「人生はリアルである」 Real リアルという意味は、真実というより、むしろ現実ですね。理想主義者(アイディアリスト)に対して、現実主義者(リアリスト)という言葉があるように、生きるということはありありとした現実なのであって、抽象的な議論ではありません。

 人生を何か夢のように虚無的な、はかないものと思っている者に対して、私たちは「ライフ・イズ・リアル! 人生はありありとした現実だ! 現実に生きていない人生は人生ですらないんだ」、「君の人生は抽象や議論や理屈かもしれない。だが自分においては、切実な現実なんだ、リアルなんだ」と言い切って生きることによって人生が変わってきます。さあ、諸君、「ライフ・イズ・リアル」と大声で言ってごらん!

 Life is earnest! 「人生は熱誠である」 Earnest アーネストという意味は「熱心」とか「真面目」という意味です。生きるということは真っ直ぐなことであり、熱心なことである。生命というものは率直なものです。バラの木に菊の花が咲くということはない。バラの木はバラの花を咲かせます。

 また、生きるということはアーネスト、熱意です。熱心です。ひたぶるな者にのみわかるものであります。偉大な生涯を送る人の一貫した特徴は激しさにある。人生の成功と失敗の分かれ道は、ひとえに熱意熱情の有無にあります。

(1960年)