今日から、ヨハネ伝は7章に入り、新しい話が始まってまいります。

 そののち、イエスはガリラヤを巡回しておられた。ユダヤ人たちが自分を殺そうとしていたので、ユダヤを巡回しようとはされなかった。時に、ユダヤ人の仮庵(かりいお)の祭が近づいていた。
(ヨハネ伝7章1~2節)

 仮庵の祭はユダヤ人の三大祭の1つです。イスラエルの民が三千数百年前、主なるヤーヴェの神によってエジプトの地から救い出されたが、40年の間荒野を彷徨(さまよ)いました。その時、移動式の仮宿に住みつづけ、主も天幕に住まわれた、という故事を記憶するための祭りです。

 そこで、イエスの兄弟たちがイエスに言った、「あなたがしておられるわざを弟子たちにも見せるために、ここを去りユダヤに行ってはいかがです。自分を公けにあらわそうと思っている人で、隠れて仕事をするものはありません。あなたがこれらのことをするからには、自分をはっきりと世にあらわしなさい」。こう言ったのは、兄弟たちもイエスを信じていなかったからである。そこでイエスは彼らに言われた、「わたしの時はまだきていない。しかし、あなたがたの時はいつも備わっている。世はあなたがたを憎み得ないが、わたしを憎んでいる。わたしが世のおこないの悪いことを、あかししているからである。あなたがたこそ祭に行きなさい。わたしはこの祭には行かない。わたしの時はまだ満ちていないから」。彼らにこう言って、イエスはガリラヤにとどまっておられた。
(3~9節)

(1973年)

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