イエス・キリストは、ガリラヤ湖のほとりで5000人以上の人々にパンを与えるというしるしを現されました(ヨハネ伝6章1~13節)。

 イエスを慕う群衆が、荒野にまで追いかけてきた時、イエスはこの人々に与えるパンのことを心配された。そこで1人の少年が、5つのパンと2匹の魚を持ってきました。イエス様が困っておられるならば、と自分の持っている食糧をすべて差し出したのです。そして、5000人の人々がみんな満腹したという。詳しいことは書いてありませんけれども、少年の愛の心を見て、大人たちもじっとしておれずに、次々と持っている食糧を差し出したら、皆が満腹してなお余るほどになりました。少年の愛の心が、人々の中から愛を引き出したのです。愛は愛を呼びました。

 愛ほど奇跡を起こすものはありません。本当の愛は、不思議な奇跡を起こす力をもっております。今日はその続きから読んでまいります。

(1973年)

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