今日は、ヨハネ伝2章13節から読んでまいります。この箇所では、イエス・キリストがエルサレムの神殿を清めるために、「宮潔め」をなさっています。キリストは、それによって伝道の目標を示し、何がご自身の宗教改革の眼目であるかを知らしめたのです。

 さて、ユダヤ人の過越の祭が近づいたので、イエスはエルサレムに上られた。
(ヨハネ伝2章13節)

 イエス・キリストは、12歳の時にエルサレムへ上られてから、その後もずっと毎年、エルサレムに宮詣でをしておられました。ルカ伝2章41節には、「イエスの両親は過越の祭には毎年エルサレムへ上っていた」と書いてあります。過越の祭は、ユダヤ教の祭りの中では大祭です。イスラエルの民がその昔、奴隷となっていたエジプトから解放された、という民族の救いを記憶するための祭りだからです。

(1973年)