今日はヨハネ伝1章35節から読んでまいります。イエス・キリストの伝道の最初の場面が描かれていますが、これを読みますと、あれこれ理屈を並べて説得したり、噛んで含めるように宗教の説明をしたりしておられません。今のキリスト教の伝道とは、だいぶ違うことがわかります。

 その翌日、ヨハネはまたふたりの弟子たちと一緒に立っていたが、イエスが歩いておられるのに目をとめて言った、「見よ、神の小羊」
(ヨハネ伝1章35、36節)

 洗礼者ヨハネは自分の弟子たちに、イエス・キリストを指して「見よ、神の小羊」と言いました。「神の小羊」、これは旧約の宗教を理解しなければわかりません。

(1972年)