大和の国・奈良県は、初代神武天皇がご即位になられた地です。私たち日本人にとって、心のふるさとです。今年(2016年)の春、大和で幕屋全国中高生集会が行なわれました。
 私たちキリストの幕屋の若人は、天を仰いで生きた日本の先人たちの精神に学んでいます。尊いその精神に触れるために、奈良の地に集まりました。
 お互いの顔を見るなり、みんな久しぶりの再会に、大喜びでした。そして、建国の地を回りながら学ぶ中で、それぞれの発見したことや感動したことを、話してくれました。 (編集部)

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 ぼくたち関西の中高生は、地元ということもあって、神武天皇の劇をしよう、ということになりました。当日、演じる前にみんなで祈ると、今まで感じたことのない一体感がありました。「成功する、しない」とかではなく、とにかく一人ひとりが真剣だったんです。なんだか、自分が自分でないような気持ちで劇ができました。

 神武天皇は苦しい時、普通は暗くなるところを、雄叫びして祈り、自分以上の存在に頼ろうとされました。そうやって突破していかれたところが、すごいと思います。

 ぼくも中学校2年生の頃に、学校で友達と上手くいかず、辛い時がありました。その時、ある集会で祈って、力を受ける経験をしました。そういう実体験があったので、神武天皇とはスケールが違うけど、祈ると不思議なことがほんとうに起こるということが、他人事とは思えませんでした。また、こういう体験ができる幕屋の信仰はすごいと思います。

(大阪 高2 男子)

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 去年の9月あたりからお母さんが病気で入院して、その後、何回も手術が重なりました。大変な状況でしたけど、今日は、いろんな人に祈ってもらい、支えられて大和の中高生集会に来ることができました。

 私の中だと、神様のイメージって、自分の都合のいい時にしか浮かんできませんでした。いいことが起きたから、神様がやってくださった、そういうイメージだったんですね。

 けれど、神武天皇のことを学んで、「神様、違うんですね」って。「あなたはいちばん辛い時にこそ、私たち家族に力を与えてくださったんですね」。そのことを知って、ほんとうに嬉しいです。

(東京 中3 女子)

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禊をした丹生川上

 会の2日目の早朝に、丹生川上で禊(みそぎ)をしました。その時から、それまでとは私の心が違ってきました。早起きして眠たいはずなのに、移動中のバスの中でも、ずっと賛美歌をうたっていました。なんだか、じっとしていられなかったんですね。

 そうして、畝傍御陵に着いたら、高鳴っていた心が静かになり、神聖な気持ちになりました。自分の悩みとかも、一度忘れてお参りすることができました。

 夜に集会があって、「キリストの神様、私の全部を変えてください」と祈ると、神様が迫ってくるのを感じて、お腹の底から異言が湧いてきました。あの一日を通して、私は変わった、と思いました。

 私は引っ込み思案で、くよくよ悩んでしまったりすることがあります。学校でも、友達との関係などで、落ち込むこともあります。でも、今は祈って乗り越えることが始まりました。

 これからは、大変なことがあっても落胆しないで、今回受けた神様の生命を燃やしつづけていきたいです。

(奈良 高2 女子)

(2016年)