塩見 雄基

 私が高校2年生の時、幕屋の高校生イスラエル研修ツアーがありました。私は母に「そういうのは、信仰に熱心な人が参加すればいい。ぼくは嫌だ」と言いました。

 ところが、母はなぜか、「行かないのなら家を出ていきなさい」と、強制してでも絶対に行かせようとするのです。私は泣きじゃくりながら反抗したけれど、家を追い出されるわけにはいかないので、しぶしぶ研修ツアーに行きました。

 でも、いざ行ったらうれしかったんです。聖書の舞台の荒野で天を見上げていると、自分の内から、何か、ゴゴゴゴゴッと激しい音が響いてきました。これはきっと、神様がぼくを呼んでくださっているんだ、そう感じました。もう一度ここに来たいと思いました。

(2017年 東京都在住)