長原 眞

 今年(2017年)1月、幕屋の新年聖会の席上、東京都に在住の松雄良実さんが、北朝鮮に拉致された横田めぐみさんのお母さんの早紀江さんから頂いた、という手紙の一部を読まれました。

 松雄さんの娘さんが高校入試の面接で、めぐみさんのことを思い、アコーディオンで『故郷(ふるさと)』の曲を弾いたそうです。そのことを伝えた手紙へのご返事でした。

 お手紙を印象深く拝読させて頂き、お嬢様の事、本当にお優しい方でいらっしゃいます事を思いながら、『故郷』を奏でてくださった場と弾かれた音色など、しみじみと思わさせて頂きました。
 歌、歌う事、本を読む事、自然を愛して明るかった元気一杯のめぐみの運命が、こんなものでありました事を虚しく思います。……
 同じ人と生まれましたのに北の首領はどうしてあの様なのでしょう、と創り主に問いかけ続けて祈るばかりでございます……。

 その切々たる心情は、そこに集う私たちの心に響きました。祈りのときに、

 「神様、見捨てないでください。ご両親が元気であられるうちに、めぐみさんを帰してください! また拉致された皆さんも帰してください!」という切なる祈りが、お腹の底から湧き上がってきました。

(2017年)