河合 一充

 敗戦50年目の1995年は、大変な年でした。天地を揺るがす阪神大震災、人心を揺るがすオウム事件。そして、国会の謝罪決議など、堰を切ったように相次ぐ不祥事の報道。こんなに日本がおかしくなっていたのかと、私が「日本と日本人」について、危機意識をもって真剣に考えさせられるようになったのは、まさにこの年からでした。

 現在、私は東京の九段で、ユダヤ専門の出版部とイスラエル関連の旅行事業部をもつ会社を経営しております。それでイスラエル・ユダヤの歴史や文化、宗教はこれまでずいぶん勉強してきたのですが、自分の国のことはなおざりにしてきたのが正直なところです。

(1997年)