石原

石原 聖徒

 全国的に校内暴力が問題になっていた、今から三十数年前、私の住んでいた大阪もずいぶん荒れていました。当時、中学生だった私は、学校や先生に対して、反抗心の塊のようになっていました。

 他の中学校と何度も集団同士で喧嘩をし、大騒動になったこともあります。部活動のラグビーが好きで、それには打ち込んでいるつもりでしたが、他から見ると、かなりはみ出した、目立つ存在だったようです。

 でも、私自身は、生きる目的や自分の存在意義を、強烈に求めていたんです。日に日にその思いは強くなるばかりでした。

 父は非常に厳しくて、必ず幕屋の集会に出るように言われていました。でもその頃は、求めてみても、自分の神様に出会うというはっきりした体験がないまま、無理強いされるようでかえって苦しい。それで、親や信仰にも激しく反抗しました。
 そうやって、自暴自棄のように、勉強は手につかない中高生時代を過ごしましたが、ある時から必死になって自動車整備士の資格を取りました。そして就職し、社会人としてのスタートを切りました。

(2016年 東京都在住)