日本はこの50年余り、ひたすら便利で快適な生活を追い求めてきました。そして驚くほどの経済的な復興を成し遂げてきました。
しかし今、溢れるばかりの物に取り囲まれていながらも、多くの人々の心は飢え渇きを覚えています。
その渇きを癒す心の糧は、どこに求めていったらよいのでしょうか。
日本が先の戦争に敗れた時、誰もが生きることに必死でした。もう餓死寸前でした。
そのような時、「日本に必要なものは、物質のパンよりも、精神的な糧である」と、叫んだ一人のキリスト者がいました。
私たちの恩師・手島郁郎先生です。
先生は、聖書の専門家でもなく、神学校に学んだ人でもありませんでした。ただ、敗戦後の日本において、われ何をなすべきかを、いちはやく問い、食糧難に苦しむ同胞を助けようと、食料生産の事業を営んでいた実業家でした。
その先生の前にキリストが現れたのでした。
その時の様子を、先生自らが、約30年前のラジオ放送で語っておられます。