朝の光が黄金色に輝き、窓からさしこんでいます。わたるくんは汗と涙でぐしゃぐしゃになって目が覚めました。お腹の中から力がぐぐっと湧いているのを感じます。
「竜は・・・・・?」
アオのいたところには、ちぎれたヒモだけがぶらさがっていて、その周りをツッピィがしきりに飛びまわっています。
「あれは夢じゃなかったんだ・・・・・」
わたるくんは汗をぬぐいました。その顔は、今まで見たことがないくらいピンク色に光っていました。
それから1カ月たちました。わたるくんの鯉のぼりは、片付けられました。
ランドセルを背負ったわたるくんの姿を見つけて、ツッピィはツイッと宙返りしました。
(おしまい)
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