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今日もヘレナは、ダミエン神父とジョーおじさんと一緒です。神父は村でたった一人の健康な人。ヘレナもジョーも、村びとはみんなレプラ(ハンセン病)患者です。ハワイじゅうからここに連れてこられたのでした。
「わあ、グアバの実がなってる!」
「はっはっは。そうだろ。
グアバはな、みっともないのがうまいんだ。きれいでつるつるなのは、すっぱくて食べられねえ」
ジョーが言いました。
「へえー」
ヘレナの顔も、病気のせいでデコボコだったから、ちょっぴりうれしくなりました。
「おじさん、何でいつもニコニコしてるの?」
「そうだな。わしだって、ここに来たときゃ、暗い顔をしてただろうよ。なあ、先生」
ダミエンは、うれしそうに笑いました。
「どうしてわしだけがこんな目にあうのかと、世の中を恨んでたんだ。酒ばっかり飲んでな。
だけど、ダミエン先生にお会いして、わかったんだ。こんなわしのことも、愛してくださる神様がおられることが……」
ジョーは、泥だらけの手で顔をふきました。
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