西の空に夕日がゆっくりと沈んでいきました。太陽の上の端がだんだん小さくなって、ちょうど点になったとき、その一点の光がくだけてきらきらとチコの目の前にちらばって、いつの間にか一本の道になっていました。

たいへんお待たせしました。
これがその道です。
私のあとに続いて、この道に乗ってください。


そう言って、リンはピョーンと1メートル以上の高さにある道の出発点に飛び乗りました。


えーっ! できないよ。

私、跳び箱の三段も飛べないんだから。

大丈夫、やってみてください。 

できない、できない、

できます! 

この道の一番先には月があるんですよ。それに、太陽が沈みきる前に乗らないと、この道は消えてしまうんです!

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