チコのモデル
−作者あとがき−

チコのモデルは、私です。
この絵のようにかわいくありませんでしたが。

子どものころの私は、小児喘息がひどく、体が小さくて、学校もほとんど休んでいました。
たまに学校に行っても、体育が苦手で、鉄棒のさかあがりがどうしてもできず、跳び箱は3段も跳べない。走るのはおそいし、泳げない。ピアノは何年かかっても、入門編のバイエル。

その一方、姉は、小学生のころオール5だったんです。今は子供が5人ですが。体育もできるし、同時に始めたピアノはバッハなんか弾いていた。

私は劣等感のかたまりでした。

けれども、高校3年生のときに、コンバージョン(回心)して 「あのときも、このときも神様がいてくださった」 ということを知った時、感謝の涙が溢れて溢れて通学の自転車にのりながら、泣けてならないときがありました。

それ以来、私の劣等感は溶けたように思います。
勉強もやるきになって、成績があがり、大学に入りました。

というわけで、チコは、私の少女時代の姿です。
絵をかいてくださった、古川ルデヤさんは、山形出身で、 幼いころの私をよーく知っておられて、イメージを わかせて描いてくださいました。

ちなみに、さかあがりは未だにできません。

 まちやま みねこ


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