原始福音
キリストの幕屋

童話

ダビデと小さな竪琴

 
   
 どれほど時間がたったのでしょうか。ダビデは、天国にいるような喜びに包まれました。
 そして、その口からふしぎな言葉が突き上げてきたのです。
 「やがて、のちの日に天の門が開け、
  救い主が地上に誕生するでしょう。
  そのおかたは、神の生命を受けて、
  それを人々に豊かに与えることでしょう」
 
 すっかり暗くなったころ、ダビデはベツレヘムの家に向かって、荒野の道を歩いていました。まだあのふしぎな言葉が心に響いていて、体は感動にしびれて、雲の上を歩いているようでした。
 やがて、この少年ダビデは成長し、神の油を注がれてイスラエルの王さまとなり、りっぱに国を治めました。
 さらにそれから千年ののち、ダビデ王の家系に、ひとりの男の子が誕生しました。その名は,イエスと名づけられました。(おわり)
ダビデと小さな竪琴 挿絵4
 

文・みなみの はるか 
絵・合 田 洋 介  
(参照・サムエル記/R・ブラウニング『サウル』) 

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おしまい