原始福音
キリストの幕屋

絵物語

小野瀬さんの「田んぼ計画」

 
 
 中国兵の隊長らしき人が、近づいてきました。そして、小野瀬さんの手をつかんで言いました。
「たいへんもうしわけないことをしました」
 こうしてすぐに解放されました。
 村では、みんなが待っていました。小野瀬さんが教えて、刈り入れをし、脱穀をしました。
 数日後、村長の家にたくさんの村びとが集まっていました。大きな釜から勢いよく湯気が上がっています。ご飯を炊いているのです。
 そして、炊き上がったご飯をみんなでいただきました。その美味しさに、みんな涙を流して喜びました。
 

 小野瀬さんは90歳を過ぎていますが、そのときの感動と、自分を救った村長の言葉は、今でもはっきりと覚えています。

(おわり)

※このお話は、水戸幕屋の小野瀬さんの実体験をもとに脚色しました。

文・ときわ はなこ  
 絵・たたら なおき  


 


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おわり