原始福音
キリストの幕屋

童話

生き返った子供

 

 エリシャはすぐにシュネムへ向かいました。
 村についたときには、もうあたりは夜中になっていました。部屋に入ったエリシャはおどろきました。小さい男の子が、ベッドの上で冷たくなっていたのです。
 この子は、いつもエリシャが村へ来ると、一番に迎えてくれました。その笑顔を思い出すと、エリシャの胸の中があつくなりました。
「お母さん、あなたは部屋の外でまっていてください」
 そう言って、一人だけで部屋に残りました。
 エリシャは思わず、子供の上に覆いかぶさって祈りはじめました。小さい手の上に自分の手を、足の上に自分の足を、というようにかぶさって祈りました。何度も何度も祈りました。それでも子供は身動き一つしません。

エリシャとこども

 

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