わあい、助かたんどう。
舟が島に引ち寄しらりんどう
漁師たちは口ぐちに
帆先に不思議な光がとどまって、わしらを導いてくださった。
ああ、ありがたい。もったいない
と畏れ戦きながら、神さまに感謝の祈りをささげはじめました。
ちょうどそのころ、漁師たちの村では、父や兄の身を案じて、お年寄りをはじめ、母や子どもたちが、
心を合わせて祈っていました。
今でも島の人たちは、沖に出ると指笛を力強く吹き交わし、励まし合って漁をします。
この指笛は、どんなに海が荒れていても、一里先まで届くといわれています。
留守を守る人たちは、嵐の日の不思議な導きを思って、かまどの陰でいのりをささげるのでした。
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