カミーは手で振り払い振り払い、じっと目をこらしていると、 荒れ狂う嵐の沖で、 今にも飲み込まれそうな小舟が目にとまりました。
「もういくら話しても
無駄だ。
時がない」
というや、
少名彦名のカミーは、
背すじをピンと伸ばし
、
ピューイッ
ピューイッ
と腹の底から指笛を鳴りひびかせて、荒れ狂う海に命じました。
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