「海よ、どうしてそんなにきげんが悪いのか。
ずいぶん吹き荒れて、息せき切っているで わないか。
そんなに顔をくもらせて何が悲しいのか」 |
| 海は応えていいました。 |
| 「あなたは知らないのか、人間たちが、唐、天じくとの商いに身をやつして、
わたしの海を勝手に荒らしまわり、サンゴをだめにするのだ。ちかごろは、 海賊どもまで横行しだして、わがままのしほうだいだ」 |
| 「しかし、心根のよい漁師たちもいるではないか。みんな同じように扱うのか」 |
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| 「何をいっているのだ。一人ひとりが、ひらめいて行動すれば巻き込まれずにすむのだ」 |
| といいながら、殴りつけるように波を頭からかぶせてきます。 |
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