原始福音
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トウゴマ
 

トウゴマ

神は、ヨナを暑さの苦痛から救うために、トウゴマを備えて、それを育て、ヨナの頭の上に日陰を設けた。 (ヨナ書4章6節)


 私は、照りつける太陽のもと、ガリラヤ湖畔を歩いていた。野宿で湖を一周しようと、リュックには食料がぎっしり詰め込んである。
 歩きはじめて気がついた。
「重い、欲張って買いすぎた」
 4分の1周でふらふらになっていた。教会にあったトウゴマのそばで休んだ。大きな葉を茂って日陰を作っている。聖句のとおりだ。
 ニネベの町に行ったヨナが自分の思いに囚われていた時は、神の使命は重たかった。私も、大事にしていた肉の缶詰を全部、腹に収めてしまうまでは、肩が痛かった。

撮影・文 北四郎
生命の光562号掲載