この花は、イスラエルのギルボア山に咲く、数少ないアイリスです。 このアイリスが普通の花と違うところは、雌の蜜蜂ではなく、雄によって受粉を助けてもらうところ。 蜜蜂は雌中心社会で、蜜を集めてこない雄は、食糧の少ない季節になると、巣から出されてしまいます。 そんな夜の寒さに震える雄を迎えるために、濃紫色の花びらに太陽の熱をいっぱいに吸収し、花の中の空間を暖かくして待っている、とても優しい花です。 文 いとう よあし 生命の光683号掲載
文 いとう よあし 生命の光683号掲載